息もできない

想像しようとしたんだよ。
おまえがいない生活。

けどやっぱ無理で、どうしてもおまえが必要で
おまえがいない人生なんてもう考えられない。
オレだけがおまえと対等で、おまえはオレだけのもんで
誰にも渡さねえし、触らせる気もねえ。

おまえには手を焼かされてばっかりで
ちっとも思い通りになんて行かねえんだ。
正直なんでこんなにハマってんだって自分でも思うけど
それでもやっぱりおまえが欲しくて、全部手に入れたくて。
なあ、何とか言えよ。
たまにはおまえの気持ちも聞かせてくれよ。
オレはおまえがいなくちゃどこにも行けねえ。
今いる場所から動くことすらできねえよ。

扱いが適当だとか乱暴だとかもっと優しくしろとか何でもいいんだ。
とにかくおまえの気持ちが知りてえ。
なのにおまえはただそこに、傍にいて、だけどいっつも黙ったまんまで
離れて行くそぶりも全然見せないくせに、優しくもしてくれねえで
オレばっかりおまえに夢中なのが悔しくて
だけどやっぱり手離せねえ。
おまえがだいじなんだ。

おまえがいなけりゃオレの一部がなくなるみたいに
誰より、何よりおまえが大切で、必要で。

おまえがいなけりゃ息さえできない。

2012-10-23

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